近親相姦

父娘相姦が起こったケースを調査した結果、母親が（無意識ながら）娘に父親と相姦を承諾する行動をとっているケースが多かったことが判明した。

たとえば、ある母親は父親がイビキをかくのに耐えられなくて、別の部屋で寝るようになった。代わりに夫が淋しいだろうと、娘と同じ部屋で寝せた。娘は母親の行動を見て、自分が父とセックスすることを黙認されたと理解した。

「自分の娘に異常に強い愛情を示す男は、また母親にも執着を持っている」by 精神分析学者アーネスト・ジョーンズ　母親に対する男のエディプス的な関心は、娘にも向けられる。

アダルトビデオの熟女モノで売れるのは、結局は近親相姦。ドラマモノはほぼ近親相姦がテーマである。高齢熟女の出演する作品も、「田舎のお母さん」だから売れるのであって、「田舎の未亡人」や「田舎の先生」だと売れないという。

第二次大戦末期、徴兵を受けて明日、戦地に旅立つ父親の寝床に、娘は忍び込んだ。

（父は）娘を自分の胸に引き寄せると、「おとうちゃん、死なんといてな」と娘は泣きべそをかきながら、囁いた。そして、まだどこかで戸惑ってる父親に「うちを抱いて」と震える声でつぶやいて、背中にしがみついてきた。
「セックスのすすめ」（著：ヘンリー塚本）より

近親相姦は一般的には乱れた家庭内で起こる。近親相姦の結果、家庭が崩壊するのではなく、多くのの場合、家庭の崩壊が近親相姦につながっている。

家族というのは、一見、ひとつの絆で結ばれ、苦しみを共有し合っているように見えるが、実はわかり合えていない、孤立していることがよくある。その孤独感や寂しさが近親相姦を引き起こすケースがある。

近親相姦は、性的倒錯者が手当たり次第に犠牲者を襲うことから起こるものではなく、家族内の分断、崩壊が引き金となって、相姦という結果に結びつく。因果関係のある行動である。