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近親相姦

実際にあった近親相姦裁判の例――アリソン事件――

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実際にあった近親相姦裁判の例――アリソン事件――


被告人ドン・マーレイは15歳の娘アリソンと、オーラルセックスと性交を続けていた罪で告発された。ドン・マーレイは高校の教師であった。アリソンは青い目、ブロンドの髪、天使のような顔立ちの美少女だったという。

父親のドンは、長女ケリーと次女アリソン、二人の娘と常習的に性的接触を持っていた。娘たちが五歳になると、彼女たちの生殖器を撫でたり、さすったりした。また、自分のものを触らせたりした。そして、フェラチオなどのオーラルセックスを教え込んだ。

娘がそれぞれ14歳になると、性交の仕方を教えた。二人の娘をキャンプに連れていき、「指を使って処女膜を引きのばし、それが彼女をみだらな気持ちにさせました」(裁判記録より)。それから父は性交をした。

母親はキャンプから返ってきた娘たちが気分が悪そうで、「10ポンドから15ポンド」も体重が減っていたことを証言。

長女のケリーは15歳のときに父親との関係を断つが、アリソンは関係をつづける。母親は「アリソンは(父親とのセックスを)楽しんでいたようだ」と証言。

アリソンの担当医が母親に近親相姦のことを報告して事件は発覚。なお、裁判の審理の過程は童話作家のルイス・キャロルによって細大漏らさず書き写されている。

アリソンは「父にかまってもらうためには、私が手を出さねばならなかったの。そう、売春婦みたいだったの。私は父を楽しませたわ、父も私をね。何も守ってくれない母には、本当に腹がたったわ」と証言。

アリソンは父親を刑務所に送りたくないと申し立てた。ただし、治療施設に入ることを願った。
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